★ 沙来 ★


コンコン…




今日も部室に二人きり…



シーン………




「響??どした?なんか元気ない??」



…………



「ん??」


座ってる響の顔を覗く…




ギュッ………



「響っっ…っどした?」



「…なんで仲良くするんだよ…俺の前で…なんで笑ってるんだよ…」


「えっ、なに?」




「今日休憩の時、高田と話してたろ?沙来の肩触ってた…沙来笑ってた…」


え…同じクラスの高田クンだよ。


「ただ話してただけだよ、ちょっと肩触っただけ…」

別に触られたから嫌とかは全然なかったし、高田クンはクラスでも面白いから人気がある…


「私だって話するし、肩に手置かれて嫌なんて言えないよっ!」


そんなの響だって毎日、いつも女の子に話かけられてるじゃん…


なんで私の時は…