★ 沙来 ★



昨日はソッコーで友香に
電話。



でも寝ちゃったのか出なかった。


メールでは伝えられない。



いつも通り、ジローに声
を掛ける…



「雨だね…ジローはどう思う?信じる?」




雨の中、学校へ向かう。



何から話そう…

私自身、まだ理解出来てない。



「沙来ー!昨日ごめんっ!寝ちゃったぁ〜」

「友香ーー!!」



私は友香に駆け寄って言った。



一時間目は初サボリ。




屋上で友香は私に抱き着いた。



「やったじゃんっっ!すごいじゃん、沙来!!」


「う、うん」


「あの先輩だよっ!超イケメンのっっ!告白した女の子は数知れず…」


「うん…」


「付き合った人数は…どうだろ…あ、ごめんね、大丈夫だってっっ!!」



「あの先輩が自分から告白してきたんだからっ!」


「…うん」


「返事したの?」


「まだ…」


「はっ?有り得ない…今日放課後にしなっ」



またドキドキ…鼓動が早くなって…


なんか足がフワフワして足が付いてない感じだった…