彼女はどう思ったんだろうか…
俺は窓から雨が降る外を眺めながら昨日を思い出してた。
「返事はいつでもいいから…」
待つなんて事はなかった。
ただ女はいつも当番みたいに決まって言い寄ってきてたから。
付き合って一通り最後までしたが全く何も感じる事はなかった。
朝いつもの場所をバスが通り掛かる時、水色の傘が見えた。
彼女だ!
傘で顔は見えない。
見えないまま、バスが過ぎる。
あー、
「なんでだよ…」
朝はちょっと悲しかった。
顔見えないだけで、少しヘコむ俺。
弱〜。
だせ〜。
バスに当たる雨が流れて落ちるのが俺の心みたいだった…