「なんかマネージャーって大変だね〜、毎日こうなんだろうね、きっと」
「うん、多分」
「休みとかバイトできるかな〜」
「難しいかもね」
「ま、でも沙来頑張るんだよ!応援してるからさっ」
「ありがとう〜。」
ボール磨きも終わったし、片付けて鍵しめて…
「あれ、鍵どーするんだろ?」
友香がニヤリとした。
可愛い顔が時々違う顔になったりする。
「沙来〜、部室に行って鍵渡してきな!響先輩一人いるかもよっ!」
そう言って、私を部室前に置いて行ってしまった…
え…緊張…なんだけど…
どーしよ…
キョロキョロしても誰もいないし。
もーいいや、えいっ!
「コンコン」
「はい?」
「マネージャーの本瀬です、鍵を返しに来ました……」