クリスマスイヴ当日…


私の隣には大好きな響がいて手を握って一緒に歩いてる…


周りは彼氏彼女ばっかりが歩いてて、みんな幸せそう…


もちろん、女の子たちは響にすれ違う度に聞こえてくる。

私が誰よりも1番に思ってるんだから…


今日の響もカッコ良すぎてまともに見れない…ずるいよ


一人で思って耳まで赤くなる私。

首に巻いてるマフラーで顔を少しだけ隠した。




「沙来?寒い??」


「えっ?」


繋いだ手を響のあったかいポケットに入れてくれた。



ドキン…



耳まで赤くなって熱くなった私なのに、更にポケットに繋いだ手が入って全身が熱くなって…


手が汗かいちゃうよ…


ドキドキしてるのバレちゃいそ…



まだ私こんな事でこんなにドキドキしちゃうよ…響。




ねぇ…響もドキドキしてる?




プレゼント買って渡せるかな…