よろけた私に綺麗な彼女は更に近付き…
私の髪を引っ張って…
耳もとで…
「響とあんたなんか絶対認めないから………」
そう言って、
バチーーン!!!!
次は右頬。
痛いはずなのに痛みはなかった…
何で付き合っちゃ悪いの?
私は誰にも負けないくらい響が好き…
絶対負けない…
周りになんて言われても…
この気持ちは譲れない…
更に彼女からの攻撃は続く…
「ねぇあんたさ、好きでいるのは勝手だけど響は誰のものにはならないから。」
そうだよ…別に響はものじゃないし響の意思があるんだから。
ただ響は私の傍にいつもいてくれる…
大好きだよって必ず言ってくれる…
響の優しい笑顔を思い出すと涙が出そうになったけど我慢した…
私は下唇を強くかんだ…