俺は悠斗に昼メシは沙来とだと伝え、屋上に向かった。


たった一日だが長く感じられた…


早く…


早く沙来に会いてぇ…


でももうすぐ会える…



やべぇ、顔が少しニヤける…



屋上のドアに手を掛けようとした時だった…





「あの本瀬って女、マジうざくない??」

「ほんとっ、あの目ムカついた!」

「っつーか、泣きもしなかったし、いらつく〜」

「たいした事ないくせにマジ生意気なんだけど〜」

「全然釣り合わないし認めないよねぇ」





はっ??


何??



何の話だよ??



沙来の事だよな???





俺は頭の中で何かが弾けた。




そしてドアを思いきり蹴り飛ばした。