★ 沙来 ★




響はずっと優しくただ抱きしめてくれている…



何も聞かず…



ただずっとこのまま…




物音一つしない静まり返った中に、響の鼓動が私の耳から小さく聞こえる…


…響……



響の胸の中にいるのに…



何故涙が止まらないの…??



ねぇ…響…



教えてよ……



響が…


私は響が好きなの…




それっていけない事なの…?