気づけばもうすぐお昼。


私の目元もちょっとはマシになった。


体調不良以外で学校を休むのは初めてだったけど、今日はお母さんの優しさに、私は遠慮なく甘えた。




自分の部屋に戻って携帯を見ると、メールが二通届いていた。


夏帆と生嶋からだった。


二人とも、私の体調を気遣ってメールしてくれた。




「ははっ…二人とも心配性だな」




二人の優しいメールに笑いながら、私は返信した。


すると、すぐさま夏帆からメールが届く。




『明日は学校来れる?』




明日、か………。


そうだよね、明日は行かないと。




『明日は行くよ。心配かけてごめん。』




夏帆に返信メールを送って、私はまたベッドに横になった。