校門を出た時、突然声をかけられた。 「あのー…すみません」 「え?」 え―――――? 足が、動かなくなった。 だって…目の前には、 「あの、もしかして…凛さんですか?」 病院で、和弥と一緒にいた――― あの女の人が立っていたんだ。