やっぱり…その話題ですか…。


あの時は、バレるとか何にも考えてなくて、ただ生嶋達を助けることに必死だったから。


だからつい「生嶋」って叫んでしまった。






「村上…聞いてる?」


「聞いてるよ…。土曜の…って何?」


「は?だから村上、あん時助けてくれただろって」


「…何のことか、分かんないよ」


「……そう」




認めない私に、生嶋も俯いた。








「そう……じゃあ」


「っい゛ったー!」




左腕をぎゅっと掴まれて、私はたまらず叫んでしまったんだ。