月曜日。




「はぁ…」




かつて、こんなにも学校に行きたくないと思ったことがあっただろうか…。




「って、あったな」




それは和弥に私がリンだと疑われて、待ち伏せをされていた頃だ。


またこんな思いをしなきゃいけないなんて……




「こーら凛!いつまで座ってんの!?早く学校行きなさーい!」


「ぅー……」




ずっとウジウジしている私を急かすお母さん。


私は渋々重い腰を上げて、家を出た。