「え……」
え!?
えぇ!?
なな、なんでっ?なんでバレてんの!?
「……ひ、ひ、人違いです!」
くるっと方向転換して、私はとりあえずその場から逃げた。
逃げたら肯定したことになるけど、とにかくその場にいたくなかったんだ。
家まで帰りついて、バタバタと階段を登った私は自分の部屋へ飛び込んだ。
「バレた…。生嶋にバレた…?」
和弥が病院にいたこととか、女の人と一緒だったとか、そんなことすっかり忘れるくらい、私の頭の中はパニック状態だった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…