「ぁあっ!ケーキっ!!」




私は投げたケーキの箱に駆け寄った。


中身を確認したけど、予想通りぐちゃぐちゃ……


あーあ…せっかく四人分買ったのに。




「もーっこいつらのせいだ……」




私は倒れている男たちの方を見た。


微妙に意識はあるみたいだけど、動けねーのか…。




ジャリ・・・




「っ!?」




突然の足音に振り返ると、なんと生嶋が立っていた。