残る男は三人。


普通に考えて楽勝だろうけど、こいつら……




「ねぇ…その物騒なモン、捨ててくんないかな?」




さっき手に取った棒を、まだ持ってるんだよね。


別にそのままでもいいけど、生嶋達にいつ矛先が向かうかわからないから、全然気が抜けない。


男達はニヤリと笑って、じりじりと私に近づいた。




もう少し………、もう少しだ。




「その生意気な口、きけなくしてやるよ」






―――よし、今だっ!!




「生嶋!!そいつら連れて逃げろっ!!!」


「「!?」」