「で…でも、部屋は?どうすんの?」


「……俺と一緒の部屋に泊まれば?」


「へ!?いいい、一緒に!?」


「ははっ、冗談だよ。俺は聖剛の部屋に泊まるから、凛は夏帆ちゃんと泊まればいいだろ?」


「そ、それは、そうかもしんないけど」




私が慌てていると、和弥はクスクス笑いながら私の髪を撫でた。


また赤くなった私を引き寄せると、周りから見えないように触れるだけのキスをした。




夏帆にホテルのことを相談すると、すでに聖剛さんから聞いていたみたいで、私と夏帆もホテルに泊まることになった。