「……むかつく」 「ん?」 「なんでもない。…てか離せっ、ばか」 ブー垂れる私に、また和弥はクスリと笑って、私を解放した。 赤くなった顔を見られないように歩き出すと、和弥も後ろからついてくるのが分かった。 みんなの元へ到着すると、もうすでにビーチバレーをしたり、海に入って遊んだりと好きなように行動していた。