わたしは小学5年生の紗也


毎日を楽しくすごしてみるのが夢だ。



みんな、
笑えるかもしれないが、

わたしの夢は本当にこんなささいなことなのだ。





「体操服は入れたのー?」


母の声が部屋中に響きわたる

「入れたよー」


わたしは、答えた。

足取りが重い

学校に行きたくない

わたしは、そんな気持ちでいっぱいだ




わたしの、学校
いや、わたしのクラスは11人の少ない小クラスだ。

だからこそ、毎日毎日、いじめはたえない

今の、いじめのターゲットは、わたしの大親友のなな。

朝から、中心になっていじめを皆にさせている、なつきの声が響いている。


今日も、口をきいたらダメだよ!
全部、しかとだよー

みんな、わかったぁ?

ぅ、ぅん…


小さい、皆の声が教室に小さく響く。