「歌うか!」
サトーの声で我に返って「おう!」と言い返す。

盛り上がる歌を数曲歌った
みんなは踊ったりハモったり、そんな私たちを
しゅうちゃんは優しい笑顔で見ていた。


もう夜中の3時だった。

私は、うとうとソファーに横になって目をつぶる。
しゅうちゃんと、ユウ君の話声が微かに聞こえた。
「彼女作らんの?合コンとか行けば?」
ユウ君はさっきまでの声のトーンとは違う少し低い声でしゅうちゃんに聞いていた。
「合コンってあんまいい出会いないんだよ」
しゅうちゃんがそういったのを最後に私は眠りについた。