「はぁ?んなわけねーじゃん!タイプじゃないし」

‘タイプじゃない‘

じゃあ、今まではなんだったの?

評判をあげるため?

あれ・・・どうして涙が止まらないの?

慣れていたのに・・・

その時私はふらついてドアに軽くぶつかった

「・・・・梨奈?」

「え、あ・・ごめん。お取り込み中で・・・気にしないで」

私は思いっきり廊下を走った

どうして・・・あの笑顔も全部嘘だったの?

分っていたのに・・・どうして涙が止まらないの?

「・・な・・・梨奈!!」

私はいつの間にか月島優治に腕を掴まれていた

「悪かった!俺、そんなこと思っていないから!俺、本当は・・「気にしなくていいよ・・こういうの慣れているし」

「は・・?」

もう、こんな気持ちもちたくない・・・

もうこれで最後にしよう・・・

「まぁいいよ・・月島優治が私のことどうでもよかったこと。丁度よかったわ」

「はぁ?んだよそれ!!俺はお前のこと・・「聞きたくない!!」

もう聞きたくないよ・・・

もう・・・終わりたい

「はっきり言って迷惑なの!!もう近付かないで!!」

私は月島優治の腕を振り払い走った