「え・・・・?どういうことだよ?」

そりゃ驚くもんな・・

付き合うふりをしていたんだから

「だから、俺と梨奈は付き合っていない・・すべてはお前と会わせるため」

「あれは・・偶然じゃねぇのかよ」

「偶然じゃない・・実は――」





それはある夏の日の事だった

俺は足を怪我して病院へ行った

まぁ骨折で入院されてその時、隣の病室が梨奈だった

いつも梨奈は本を読みながらぼんやりと空を見ていた

俺はその姿を見て梨奈に惚れたんだ