『梨奈ちゃんて怖いよね』

『あぁ、かわいいけど・・・態度が冷たいよな~』

『本当、本当』

こんな事はいつものこと

私は小学校の時から友達などいなかった

本当はほしかったよ・・・だけど、もう少し素直だったらいいなって思っていた

あの時

『もー男子!どいてよ!!』

『あ、なんだよ~いいじゃねぇーか』

『よくないよ!どいてよ』

『ッチ・・うるせぇな!!』

パシッ

私は殴ってきた相手の拳をつかんだ

『・・・邪魔』

『くそっ・・・』

さっきの男子達は廊下へ出て行ってしまった

『水瀬さん!ありがとう』

『すごいよ!!あんな男子を黙らせるなんて』

こんな事を言われるのは慣れていなかった・・・

なんて言えばいいかわからなかった・・・・

『あんたらも、もっと物事はっきり言ったら?』

私はつい酷いことを言ってしまった


あれから私はずっと一人・・・

卒業まで何をやろうかな・・・・

もうそんなことを考えていた自分がいた・・・まだ小4なのにね・・