出会いは、偶然なんかじゃない。

出会いは、きっと必然。


ワタシは「篠宮星子」(しのみや ほしこ)

今日から高校生。この「流星高校」は、ワタシが通っていた地元の中学からは、少し離れたところにある。

そのせいか、見知らぬ顔が目立つ。

ワタシは、まず桜の木に驚いた。

入学式が終わり教室に入る。

1年13組

座席は一番後ろの窓際。
席に座り、またあの桜を見る。

そこに入ってきたのは、端整な顔立ちの少年と人が良さそうな少年。

周りの女子が騒めきたつ。

どうやら彼らは、ここら辺では有名人らしい。