授業終了五秒前…四、三、二…
チャイムが鳴る
するとクラスのほとんどが伏せていた顔を上げた
また話し聞いてない馬鹿達
まぁ…どうでもいいと思い、私が机の上にある物を鞄に入れようとした時
「莉緒。ノート見せて」
いかにもさっきまで寝ていましたと言う表情で私の所に来たのは幼なじみの霧島優菜
さっきまで寝ていたけれどこれでも優菜はクラスで二位
クラスで二位なのになんで寝ているかと言うと…
「昨日、拓也くんと朝までメールしちゃってさ…。だから…お願いノート見せて」
拓也くん…
優菜の好きな人
それも…ネットで知り合った人
どうしてそんな人を好きになれるのか私には分からなかった
「分かった…。ノートは見せるから…拓也くんの話はもうやめて」
嫌さが伝わったのか優菜は少し不機嫌な顔をした
「なんでよ。莉緒もやってみなよ?URL送っとくから絶対やりなよ?」
そういうとまた携帯をいじり始めた