・・・朝がきた。
カーテンを開け、日差しに目を細める。
天気は快晴。
雲ひとつない青空が広がっていた。

「だるい・・・」
重たい身体を無理矢理起こし、大きく伸びをする。
自然とこぼれる欠伸が、足りない睡眠を現していた。シャワーを浴びようと歩を進めるけど、なかなか思うように進まない。
壁づたいに歩き、なんとかシャワー室についたときには、もう疲れ果てていた。
この頃めっきり体力が落ちたと実感する。
運動してないし、それに・・・。
そんなことを考えながら、シャワーの取っ手を捻れば
「きゃっ!?」
・・・冷水がこれでもかと降ってきた。