あの日から私はいじめを受けた。 毎日学園に向かうと、靴に画ビョウが入っていたり、机の中にゴミがあったり。 昼休みと放課後は決まって屋上に呼び出しを食らった。 今日もそうだ。 「特待生で、翔様と学級委員の仕事ができるからって、調子に乗ってきたんじゃない?」 クスクスと取り巻きの女たちが笑っている。 もう慣れた。 私はこんなことでくじけたり泣いたりするような弱い子じゃない。 それに… あの性悪な先輩に宣戦布告をした。絶対に負けたくない。