ん…ここ…どこ??

朦朧としてるけど、だんだん慣れてきた。

回りをキョロキョロ見る。なんか、暗い場所。倉庫みたいな。

そして気がついた。自分の手が縛られてることに。

「あら、もう起きたの?樋浦さん」

クスクス笑いながら近づいてくるのは、那奈だった。

「那奈…?え、何…?どういうこと?」