「待って!」



ん?私?


『はい?』


泣いてぐちゃぐちゃになった顔で
私はその人を見た。



「全然、大丈夫じゃ..ないでしょ?」



初めてその男性と目があった。

女の子なら1度は付き合ってみたいと
思うようなきれいな顔だった。


目があったまま沈黙が続く


「あの..」



『だっ、大丈夫です!』


あまりにもきれいな瞳に
吸い込まれそうになった。