案の定プラネタリウムは閉められていた。
少しがっかりしていると、

「結ちゃん!」


幻聴だろうか。
管理人の声がする。


「こっち向いてくれないかな。」


振り返ってみると、
目にくまができた管理人がいた。


「謝りたいから中に入って欲しいんだけど…」


「へ?あ、はい分かりました。」


そう言うと管理人は扉を鍵で開けると、どうぞといった。
私が中に入ると彼も一緒に入ってきた。