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『へぇー、榊(サカキ)って僕の事好きなの?』
昼休みの誰もいない第二理科室で
私はもう一度羞恥プレイな告白をしなければいけなくなった
「…そうだよ、清水君の事が好き」
普通、「付き合ってください」って言うんだから
分かるよね!?
なんでわざわざもう一度確認のような告白させるのさ…
『うん、僕も榊の事好きだよ
…鳩の次の次の次くらいに』
・・・・・・
くるっぽー
私の頭の中には、公園で群れる平和の象徴がつぶらな瞳でこちらを見つめている図が浮かび上がった
「え?…清水君は鳩が好きなの?」
『いいや、普通
むしろ公害だと思ってる』
前から分からない子だとは思っていたが
ここまで妙だとは…
「それって私…遠まわしに振られてます?」
『よかった、榊の頭がそれに気付かないほど馬鹿じゃなくて』
そうだなー
…全力でおちょくられていると解釈すればいいのか!?
「あの…振るなら潔く簡潔に振っていただきたかったんですが」
『え?そんなのもったいなくない?
簡単に振ったら僕の娯楽にならないじゃん』