誰かもわからずにあたしはメイク用品をしまって、廊下へ出た





「あの、あたし愁先輩なんて知りませんけど」
「昨日付き合ったじゃん?」





こいつは何を勘違いしているんだか





「しりま・・・っ!!」





愁先輩とは・・・昨日の人でした





「名前、しらなかったんだ?」
「知るわけないでしょ?」
「ふ~ん。じゃー改めて。柊木愁です」





知るか!





「あの、付き合ってないんですけど・・・」
「昨日、よろしくって言ったじゃん」