「ねぇ愁の部屋にって時計ないの?」
「うんない」
「じゃさ、今何時?」
「今?ちょっと待って」





ポケットから携帯を取り出して、時間を確認してる間に





あたしは食器を片付けていた





「3時30分」
「もうそんなに時間たったんだぁ~」
「あっという間だったな」





なんだかこうしてると新婚さんみたい





「ふふっ」
「何笑ってんだよ」
「だって、新婚さんみたいなんだもん」





つい嬉しすぎてそのまま言葉にしていた