「お次のお客様お乗りください」




あたしたちの番になった




オレンジ色のきれいなまるい箱の中にあたしたちは足を踏み入れた




小さい時はあんなに広かった観覧車が




今はすごく狭く感じる




「久しぶりに乗ったなぁ」




先輩がそ―言って窓の外を眺めた