「携帯か~・・・楽かも」
そう思い、すぐに打ち込む。
《いいよ(^-^)/》
すぐにjokerから返事が。
《やったあああああ!!!♪(^0^)》
本心はどうかはわからないけど、jokerが打ち込む文章から向こうが喜んでいるって感じられると、こっちまで嬉しくなった。
《したらこれ俺のアド♪メール待ってる!》
jokerのアドを知れて少し顔が綻ぶ。
圭祐のアドを知ったとき以上に嬉しい。
私は立ち上がってリビングまで携帯を取りに行きすぐに寝室に戻った。
携帯をすぐにひらき、メールを送ることにした。
「ん~・・・なんて送ろうかな・・・」
初めましてもおかしいし・・・本名を名乗るのもまだ早いし・・・
散々悩んだあげく、こう送ることにした。
送信:姫華
《こんばんは(^∀^)いちごだよ!よろしくね♪》
こんな短い文章を考えるのに30分も使ってしまった。そして送信ボタンを押すのに緊張してそこでまた10分使ってしまった。
やっとの思いで送信を完了して一息つくと、携帯から指定外着信音が鳴り出した。