私達はちょっと小走りに大学へと急ぎながら会話をはずませた。


大学の校門前につくと私の愛しの人が私達を待っていた。


「圭祐!!」

私が大きな声で呼ぶと、愛しの人はこっちを向き、私の大好きな笑顔で手を振ってきた。

「圭祐来るの早いね!」

「今日は姫華より早く来たかった♪」

そうとびきりの笑顔で言う圭祐はすごく可愛くて仕方がなかった。

見てるだけで癒される、とはこのことを言うのだろうか。


つくづく私って幸せ。


2分くらい校門前で話してから大学の中へと向かった。

敷地内に入ると校長が手入れしている花壇が迎えてくれる。

校舎内に入ると友達がたくさんいて、私達を見るなり「夫婦揃って登校ですか~♪」なんて冷やかしてくる。

毎日のように言われるからもう慣れてしまった。

別にそう言われても悪い気にならないし。



実を言うと逆に嬉しいんだよね。