「ってか…立ってないで座ってよ。ソファーとかイスとかないし、床は痛いから布団の上に座って?」


「ははっ。ありがと。遠慮なく。あとこれ差し入れ。」


幸はお弁当を手渡す。


「うゎーマジありがとう。来てもらった上に弁当まで…」


「一応来たのはお見舞いだから。
手ぶらじゃこれないって(笑)」


それから瞭我と幸は自分の近況などを話し時間が過ぎてく……



「うわぁ。もう11時過ぎちゃった!時間たつの早い。すぐ帰るっていったのにごめん!ここ時計ないからわからなかった!バス乗り遅れないようもういかなきゃ…」


幸は瞭我に背中を向け慌てて帰り支度をする。




その時………




瞭我が後ろから優しく幸を抱きしめる