私は偶然皐月お姉さんに出会った。皐月お姉さんは、友達の人と遊ぶらしい。家に帰ると、藍那お姉さんが指にマニキュアを塗っていた。
『お母さん、私のせいなんでしょ?』
『? どういう意味。可憐…。』
藍那お姉さんは、マニキュアを塗るのを止めて、私の話しを聞いた。
『…私が、小学校の6年の時に事故で記憶を無くしたから、お父さんと喧嘩しているんでしょ!?そうなんでしょ!?』
『違うわよ!…それは、引っ越しの話しをしていたの。』
えっ…ー?引っ越しの話し……!?信じれなかった…。私は、唖然として、なにも言えなかった。引っ越しの話しが成立したら、引っ越しをすると言う。この東京から、去ると言う。嫌だった。
『私は、嫌だよ。友達いちいち、変えたくないし。』
反対をしたのは、藍那お姉さんだった。