手に取った書き置きを元に戻して、私は部屋へ帰った。 そして いつも通り仕事が始まった。 百合香様の話は、殆どのお姉様方が知った。 もちろん、鈴音も心配してた。 あっという間にお客さんが来る時間。 どことなく慌ただしいまま、いつもより歩き回るお姉様方。 私もそうだけれど…、落ち着けない。 鈴音もそう、今日は体調よくないから休むみたいだったけれど…寂しそうな様子だったなぁ。