「おれ達、意外にこんなに離れてたんだね…」 優一もそう呟いた。 「でも、不思議だよね。 みんなそれぞれ出身の学校全然違うのに、こんなに仲良しだなんて素晴らしい偶然だよね(^▽^)」 そう言った有月は、嬉しそうだった。 「オレさ、お前らとは初めて会った気がしなかったんだよなぁ…」 「あら、偶然。あたしもよ、不思議なもんね」 もしかしたら… 「ねぇねぇ、みんな。 “自分の前世”って、何だったと思う?」