「悪いな。
金は俺が払うからよ」


「な!?
勝手に話を進めるな!!」


さっきまで、呆然と私を見ていた仲村様という方は、守谷様の着物を掴んだ。


暴動はちょっと…


「あ゛?。
いいじゃねぇか、メシぐらい。
それとも、本気で怖じ気づいたのか?
そりゃぁ、仲村家の恥だのぅ」


と、守谷様が笑いながら手を払う。