まさか 親父が…


「どういう事なんだよ…。
何しをたんだ!?」


俺が声を荒げようとも、親父は微動だにしなかった。


「然るべき措置を取ったまでだ」


然るべき…措置?


「言い付けを守らぬお前が悪い。
お前には残念か知れないが、始末した。

これで、やるべき事に精を出せるだろう」


良い事だ。と、親父は高笑いした。



「始末…した?」


始末。

それはもしかして…



「そのままの意味だ。
女も客も、全て抹消した」


全て?

じゃあ 昴達はもう…



「ふざけんなァ!!」