「おはよう、鈴音」

「おはようございます、昴お姉様」


いつも、ただ ボーっと窓の外の夕やけを見ていると、昴お姉様が私の部屋を訪れる。

「髪をいじってもいいかしら?」

「ええ、お願いします」


昴お姉様は、いつも優しく私の髪を結んでくれる。



こんなに美しいヒトなのに、自分の体を売りながら生きているなんて…。