『大好きだよぉ…』
俺は、両思いになった。
なんというか…
あの夜を思い出すと、茹で上がりそうだ。
鈴音も、同じ気持ちで居てくれた。
何とも言えないこの感覚に、俺は浮き足立っていたのかもしれない…。
俺が今 こうなれたのは、龍馬や優一が居てくれたお陰でもある。
たくさん、世話をかけ心配させたと思う…。
俺はあの夜の事を感謝の意を込めて、龍馬と優一に話した。
あの丘に夕月夜を見に行った事
生まれて初めて、自分の気持ちを伝えた事
簪を渡した事
鈴音が涙を流した事
指切りをした事
全て、特別な瞬間に成った事を話した。