「いらっしゃい、健太郎」

「おう」


何故か晴れない気持ちで、私はいつも通り客待ちをしていた。


だけど…

健太郎の顔を見たら、落ち着いたような気がした。


安心、してるのかな?



「…………?。
どうした? もしかして、待ちくたびれたか?」


考えてたら、健太郎が心配そうに顔を覗き込んできた。


「え? あ… ううん。
大丈夫」

「そうか?
なら よかった」


でも 今夜は珍しく遅い時間。


「こっちへどうぞ」


いつも通り、健太郎と部屋に入る。

そして、いつも通り食事をしながら会話をするの。


「今日は、珍しく遅かったね」

「ああ、課題を片付けいたからな」