よく 笑ってられるよな…。 「そして、御長男 孝太郎様は、無事 内科医になられたそうです」 医者…? 本当に医者になったのか。 「ほう…。 いつまで 続けられるか、楽しみじゃの」 「御名前を“片海 清隆”として、この辺りを小規模ながら活動している御様子です」 片海 清隆…。 「そうか。 下がって良いぞ」 「はい」 まずいな…。 想定外に厄介になってきちまった。 とにかく オレは一旦、この場から立ち退いた。