「日翔館の話、聞くか?」 「うん!」 俺は、鈴音に分かりやすく日翔館の話をした。 俺は だんだん 鈴音に会い、鈴音の知らない話を聞かせてやるコトに、楽しみを感じるようになっていった。 日を増す毎に、俺と鈴音はなんでも話せる間柄になった。 俺はこの頃 まだ 自分自身について 全く変化に気づいていなかった。