「なになに?震えてんの?かわいー…」




背筋をツー…と撫でられ、ゾクリと身体中に寒気が走る。




反撃しろ!あたし!!




あたしはギリッと拳を握る。




――その時。















「おい、その手を離せ」




後ろから低い男の声がした。