そこにいたのは…見るからにチャラい男だった。




……最悪。




こういうの…苦手。




「違います。離して下さ……」




「うわ〜…君、超可愛いねぇー!ね、俺と遊ぼ?」




男はスルリとあたしの腰に手を回してきた。




!!




あたしはビクッと反応した。




ダメ。




あたしって仕事モードじゃないと…反撃できないのかな?




今更ながら知ったわ、んなこと。




あたしは震える体を必死に押さえ込んだ。