「お、茉美〜」


後ろからあの聞きなれた声が聞こえる。


「あ、そ…そーた。お、おはよっ」


ヤバい。
かなりヤバい。
付き合っただけで
話し方が変わるなんて
おかしいけど
あのキスのあとには…


「付き合ったくらいで、態度変えんなっ♪」


トンと背中を押される。




教室が静まり返る。
視線があたしと颯大に集まる。




つぎの瞬間…




「付き合った〜?!」

「ちょっと茉美!?」

「最悪〜なにそれー」

「茉美良かったね!」





クラスからの励まし?が
殺到した。