「先生…」

「んん…?」



顔が熱い。


なんで?
別に好きでもなんでもないのに…


でも、電話を切りたくない…



取られたくないの?
ゆめに。


「あ、すいません。眠いですよね。」

「まぁな。でもみんな眠いのは同じだろ…。んじゃ、ちゃんと学校来いよ。明日こそ勉強させてやっから。」



プチっと電話を切った。




また電話来ないかな。

なんて思っている自分がいるのは確かだ。